2004年07月29日

天体観測

昨日(28日)天文薄明の終わりが、20時44分。それを無視して、「衛星しか見えなくて、つまらない木星だけど、沈まないうちに観ましょう」に始まり、天気も心配だったので午後8時よりはるか前より、天体観測を開始。薄明に関係ないものから、ドンドン入れ始めた。
薄明と月明かりにも拘らず、見えるは見える。赤道儀の鏡筒をブンブン回し、同架してある屈折望遠鏡も駆使し、徐々に暗い天体へ。
天文部の生徒とOGと顧問の先生。とにかく熱心な先生に先導され、接眼レンズに密着。実に熱心な人達なので、整然と進む。
私の下手な解説の口は回りっぱなし。生徒がギブアップするまでと意気込んだが、午後9時過ぎに曇り始めた。二十個近くの天体を入れたが、天候には完全に完敗。今朝連中に聞いたら、午後12時頃から雲が部分的に切れ始め、切れ目に向けてカメラのシャッターをきり始め、午前3時にはついに、天の川の観賞。流石天文クラブの名にに恥じない粘り。
この粘りに答えるべく、今夜天候不順に付き、パソコンの星のソフトを使い、レクチャーの開始。肝心のレクチャーから途中で軌道がそれ、いつの間にか、インターネットの天体写真観賞に移行。青鹿俊幸氏の「地球と宇宙」から始まり、月面写真に、ウットリ。神戸の安藤宏氏の星景写真に移る。プロカメラマンの安藤氏を星景写真に走らせた裏話をし、最後に天体写真家の北原勇次氏の写真集の観賞。
北原氏の天体写真に勝る銀塩写真を撮れる人が世界に居るのだろうかな?こんな疑問を持つのに、北原氏はご自分の望遠鏡の事情と撮影天文台のシンチレーションの悪さを認識され、次のように技術情報を結ばれている。
「よく調整された30cmクラスまたはそれ以下の望遠鏡でも、気流が安定している暗い場所さえ選べば、この程度の写真撮影は可能ではないだろうか。」私のような小者の この一文の掲載、北原氏の御許可を得ねばなら無かったのでしょうか?万が一、北原氏の目に留まり、失礼があれば、謝罪の上、直ぐに削除します。
私のパソコンのお気に入りページに入れ一週間に一度は観賞させて頂いています。皆さんも是非北原氏のページを開かれて、至高の写真集を観賞されてみてください。天体写真へのイメージは、「ここまで行くの」と、完全に変わるでしょう。
04.7.29記

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