2005年05月27日

この花名前なんなのかな


ほんの何日か前、庭の芝刈りをしていたら、突然この花が視界に入った。思わず急ハンドルを切って避けた。芝刈り終え、側に寄ってジックリ見つめると、本当に可愛い花だった。伸びた牧草の中で目立たなかったのに、きれいに一面刈った芝生と牧草の中での存在感が大きく見えた。
中に入って花図鑑で調べたが、名前判らなかった。花に詳しい人なら「アッ ○○○だよ。ただの雑草だよ」とかたづけてしまわれるのかな?
庭のこんな所に、去年までこんな群落はなかったのに?
この花、決して自慢げでないところに、愛おしさが湧いてくる。
今度の花植えの準備の、テーラーかけから守ってやらねば。
何時まで咲いてくれるのだろう‥‥‥

でました。「コレッケッ、ヒメジオンというんだよ。ただの雑草だよ。この色のは外来種さ。日本のは色がもっと白いさ、たけも1m位になるぞ。この外来種は直ぐ(?)広がるぞ、でもスケッチブックにゃ、良い芝刈機があるじゃん、大丈夫だよ」
農家の人には、丹精込めた畑の作物にとって、邪魔な植物。
それと直ぐというのは日単位とか一週間単位ではありません。多分2、3年単位です。
トラクターのエンジンきり、庭に二人で座り込み、話し込んだ。
風に騒ぎ、ゆるやかな時間を見せてくれてた、麦。
「麦は穂が伸び始めた頃がいいね。風に揺られ、穂の波がさわさわと流れていく、いい景色だねスケッチブックは、清里で一番良い所に建ってるね。あんた幸せだよッ!!!」「私も思います。これだけの借景、他には有りませんよね」
話はいつの間にか尼崎JR事故
「都会の人は何であんなに急ぐんだい?あんな過酷なダイヤで運転させるなんて、運転手も、被害者ジャン」
都会の時間と田舎の時間。速さが違います。この清里の時間は実に緩やかに流れる。
自然と人とが一緒の時間で暮らしている。農家の方と私で、何十分間か話し込んでいたが、妻が呼ぶ声で、現実に戻されてしまいました。
とりあえず、このヒメジオン、刈り取って、花瓶(?)に入れて飾るかな?この緩やかな時間の流れる、清里一の風景に合う花瓶無いかな?風景に逢った花瓶を選ぶのが目下の思案ごと、私の課題です。