2005年12月17日
カノープスの出没
全天でシリウスついで2番目に明るい恒星。
昔中国では、この星を観ると長生きできるとの伝説があった。
天文ファンの間で『君はカノープスを観たか?』と言うのがどれ程、天文に傾斜しているかの尺度になる。
『観た』と答えれば『何処で?』となる。
一種ステータスの様なものです。
昨夜、およその見当がついているので、双眼鏡で狙いをつけていた。
「出た」 瞬間に判る
出現時間は23:25:40 御坂山地の稜線から出ます。
上は出た直後の写真です。
レンズ ニコン 1.2S 50㎜ 絞り2.8
ASA 200 露出4秒
ボディ 富士フィルム FinePixS3Pro
月齢15.0
月の光で地上の風景がころ良く写しだされる。
下、30ミリで撮ったシリウスとカノープス。富士山も写しこみました。
レンズ シグマ1.4DC HSM 30㎜ 絞り2.0
ASA200 露出4秒 撮影時間 23:34
これも富士山を写しこみました。
没時間は01:27:20
没直前の写真です。南アルプスの稜線に沈んでいきます。
画面右に鳳凰三山を入れたいが為、カメラを右(西)にずらせましたが、鳳凰三山は入らず。辻山どまり。
レンズ ニコン 1.2S 50㎜ 絞り2.8
ASA 200 露出6秒
ボディ 富士フィルム FinePixS3Pro
月齢15.1
何も月夜の晩に撮らなくても思われるのは天文マニアの方だけではないでしょうか?
ペンション開業したころに、2階の客室から撮った事があります。
出から没まで2時間4分32秒でした。
何年か後に1階ベランダから撮った時は2時間2分少々。
今回も1階のベランダから。予想時間40秒早かった。
私の記憶違いか?稜線の変化(樹木が伸びてる???)
恒星の固有運動か?
時間かけ調べてみる心算です。
ペンションのベランダは東経138°26′46″
北緯 35°53′17″
これも何度か測定する必要があると考えます。
因みに、この緯度で地平線が完全に見える位置では出没が3時間50分程度。