2006年04月13日

見慣れない風景

春の初めに庭の細い花壇にムスカリが咲く。
今年は窓の外の細い花壇のムスカリが花壇の外にも咲いている。
見慣れない風景(?)
これは、只のこぼれダネ。
見慣れないというほど大袈裟な事ではありません。

しかし、下の写真は見慣れない風景。
この時期、ペンションの庭の前の畑でトラックターが動いている。
この時期トラックター(?) これは見慣れない風景です。

例年なら、晩秋に蒔かれたライ麦の芽が綺麗に出始めて、緑の絨毯になっている。
「このライ麦畑、今年の春は殆んど疎らでおかしい。」とは思ってはいたのですが。

案の定、トラックターの出場。
去年の12月異常な冷え込み(平均温度で前年比-4℃)で遅めのライ麦の成長が十分でなく、おまけに清里にはこの冬、雪が殆んどなかった。
何時もの冬ならこの雪が、麦を守ってくれて、冬を持ち堪える。
12月の異常な寒さと雪の保温(?)効果で育つはずのライ麦は凍死状態。
午前中、この春はエン麦の種が蒔かれ、午後トラックターでならされることになった。
何時もの年と違う麦が初夏の前に、綺麗な穂をたなびかせ、風を見せてくれる様です。
この畑を耕せておられる農家の方が、「ライ麦と違う穂が出て、これもそりゃー綺麗だよ」と言われていました。
「サトウキビ畑で風が『ざわわ~ざわわ~ざわわ♪♪♪』 あれだよ。」との話。

『種と共に冬を過ごし、風と共に春を向かえ‥‥‥』なのでしょうが。

ライ麦畑で風を見るいつもの風景。

今度はエン麦の畑で風を見ることになる。

今から、日々育つ麦が楽しみです。