2010年05月10日

桜の園

桜の園という大袈裟なものではないが

元々、清里には桜の名所などない。
清里の桜は山に咲く、山桜が本来の桜である。
がしかし、所々に、自分の所有する敷地にの何処かしらに、人工的に植えたのが、如何にも人為的であって、それでいて自然態に咲いている桜がある。


この桜も、そんな中の一つである。
真ん中にある、白いポールがかえって人工的な感じがし、無理しているならば「桜の園ではなかろうか?」である。

この桜を植えられたのは多分あの人であろと思われる。

その人で間違いなければその方の遊び心で植えられたそれらしい感じがする。
私が、ここへ引っ越してきて27年。引っ越して間もなく
ちょっとした事で知り合いいになった人だたが、偶然にも家内の幼馴染の親戚の方だと後々判った。
それから、暫らく親しくお付き合いして頂いたが、ご病気で直ぐ亡くななられた。

開拓の方で、30年頃前の急激な清里の変貌をあまり快くく思われていなかった方の一人である。

この桜は私にはその方の心情を偲ばせる一本の桜である。

世の中多くのところが変貌していく行く中、先人の思いを大事にする事を忘れたなら、無残な変貌しか、なしえないだろう。

そう考えると、この桜も大事だが、その側に立つ白いポールまでをも大切に思うのは不思議な気がする。

今日この頃。

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