2010年08月19日

謎のアイピース

数日前一つの天体望遠鏡のアイピースを預かった。

珍しいアイピース
『謎のアイピース』である。
このレンズを見て直ぐ判る人はそう沢山はいないだろう。
私に「秋まで預けて置きますよ」と言った方を含め、医療関係の従事者(医師等)がお判りになるだけだろう。
C社製のレンズで、顕微鏡のレンズらしいです。
それも手術用の顕微鏡という極めて高品質を要求される高価なものを、天体望遠鏡に31.7ミリのスリーブを着け転用されたと見受けられます。
もしかして、世界に一つだけ???
以前にも一度だけ一週間ほど預かったのだが、M37を観てみた。
まさに星が点になっていた記憶がある。

見かけの視野・焦点距離が気になる。

アイピースを持つ人の手と較べてみても結構レンズの口径は大きい。
見かけの視野60度くらいでしょう。
24㎜相当でしょうか?
16日の夜試す機会があった。
シーイングはまずまず。
機材は高橋製作所TFA120(焦点距離900㎜)に装着した。
観たのはペルセウスの二重星団とM31・M110である。
一緒に観た方の印象は「なんだこれッ!!!こんなものがあるのだ!!!」と感嘆の声しきりである
まずまずのシーイングの中で星は確実に点になっていた。
T社製のアイピースと交換して覗いてみる。
違いはハッキリしていた。
できたら、P社、N社製のとの違いも観てみたかったが、手元にない。

ペンション中へ戻ってアイピース談議

ある販売店でC社のアイピースがセットで販売されていたが直ぐに売り切れた様子。
実物を観てないが疑問の声もあり。

世の中軍事と医療の様に命のかかわる世界でないと最高級の良い物を作れないのかな?

金に糸目つけない〇〇さんでないと手に出来ない謎のアイピースかな。


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