2005年01月10日

冬休みの宿題

一昨日の土曜日、両親に付き添われ中学一年生の双子の少年の宿泊あり。
冬休みの宿題に「冬の星座について調べる」との理科の宿題を出され、当ペンションに宿泊。
星座絵と星座線を書き込み、神話から始まり星雲・星団の観察に至るまでの課題。
出来れば星座の写真をとの先生からの出題。
出来ればとは言え、天体写真までは、中学一年生にしてはかなりハードな項目。
一番驚いたのは、この二人の少年の熱心さ。
双子の兄弟で進捗状況を張り合って、極めて良きライバル。
私も中学生の時から天文の世界へ足を踏み入れたのですが、これまで、課題をこなす程ではなかったはず。ただ、昔は今に比べ、天文関係の書物、比較にならない程、少なかったのですが。
とにかく熱心さに圧倒されました。私の言ったことに対して理解も早くのみ込みも良好。
自分たちでテーブルの上に、何冊もの星の本を広げ、宿題に出された課題に、適した本を自らドンドン探し出し、調べ、用紙に書き込む。ご自分たち自ら積極的にグイグイ取り組んでられました。
私は時折聞かれる疑問に答えるだけ。
探査能力、理解力、完成能力から見て、かなり利発な紅顔の美少年二人とお見受けしました。
8日20時30分頃がマックホルツ彗星とプレアデス星団の最接近との事とは知ってはいましたが、この二人の少年の宿題を、横から覗く方が先と思い、宿題の進捗状況を黙って見守っていました。
途中天体写真に初挑戦。
機材は当ペンションで総て提供。冬の寒空で手ほどきし、撮影に取り掛かり。
二人にずっと付き添われていたお母様の忍耐と熱心さにも感服。
一台は6×7だったので、ブローニー版の現像焼付を直ぐにやってくれる町の写真店は少ないと思い、ペンションから20分足らずのところにある長坂町の清水写真店を紹介。するとお父さんがあくる朝、ドライブ。
余談ながらこの写真店の社長の白黒写真の焼付は凄腕らしいです。
以前某天文雑誌の編集長が私の撮った白黒写真見て、瞬時に「これは誰が焼付けたのですか?」 
清水写真店の話をしたら「失礼ですけど、長坂町ってあの田舎町ですよね?」 
しばし編集長驚嘆!!!

上がgetした中の一枚、オリオン座の線景。

冬場なら初心者の天体写真の手解きいたします。
上天体写真撮影入門者用機材。
防寒着、フィルム、筆記用具等はご自前でお願いします。
手解き必要なき方々への機材貸し出しは、野外設置の赤道儀と三脚のみとお願いします。
出来ればご予約時にご要望お伝えください。