2008年12月09日

冬でも忙しいか?

お客様の少ない冬でも忙しい。
やりたいことは山ほどある。

五日ほど前写真の右側の古い牛乳缶を二つ貰った。

これを白く塗って駐車場の車止めに使う。
「白く塗る」と言ったら
「何でも白ですか?」と笑いながら言われた。
この人はそこそこモノの判った人である。
(ペンションは何でもかっでも白で飾りたがる……だからペンションは……)と言いたげだったのを感じ、私は「内のペンション地味な色合いなので、庭にあるもの幾らかは白いものがあっても丁度良いかも知れないし、車止めに使うから白く目立ったほうが良いから、杭を立てるより、車をバックして当ててもこの缶は直ぐ倒れるから車に殆んどキズがつかない」と言った
ナルホドと多少納得してもらった様子。

缶の横に「協乳」の刻印があった

この缶は昔牛乳を集める缶であったのは間違いない
しかし色は白であったかどうかは疑問だ。
広いペンションの庭に白い缶は似合うであろうと言うより、知らない人が見れば「牛乳缶は白でしょう?」

先日、下の写真の錆落しのカプラーを買ってきた。
上に写真の後にある従来の車止めに缶以外にもとそうのやり直しをと思ってはいたものの
「忙しい」の一言である。

今日やっと手にしたが昼には雨が降ってきて中止。
「やること他に沢山あるからマーいいか」ととりあえず日記に書いてみようだ。

ペンションを開業して最初の年の冬の会話。
あるペンションのオーナーが私に向って
「冬は暇で暇で、やること無いから、テレビとコタツのお守りですよ」と笑って話しておられた。
私のペンションも開業当初だったので冬は確かに宿泊客は極端に少なかった。
がしかし私は「エッ そうですかね?」と返事をした。
私には自分が以前から心の中に描いていたペンション像があった。
暇な冬の時間でこそやらねばならぬ事が一杯あった。
開業当初から何時もそれなりに働き続けである。
開業当初300坪の土地だけであったが、徐々に購入し広げ今は4倍強!

別なある時、別のペンション経営者が私に向って
『ペンションの敷地が広いなんて、客を呼ぶ要素にならないんだよね』と言った。
私は内心(そんなことは無いと)と思ったが、彼はスケッチブックの敷地の広いのを知っていてわざと言ったのか?
この人には土地の広いのを生かす方法が思い浮かばないのか、それとも考え方に違いか、推し量れなかった。

私は私のポリシーで土地を広げ有効に利用し、暇である冬にそれなりにお客様の楽しんで頂けるであろう方向にペンションの理想を築いているつもりである。

だから今の時期(?)でも忙しい。

あえて反発を招くであろうことを承知で言えば「ペンションに自分なりの理想像を描いてことを進めないから、『ペンションって面白くない所が大半なのだ』と言われるのですね」となる。

「土地の広いのは………」と「冬は暇で暇で………」と私に向かって言った2軒のペンションは今はそれなりの姿になっている。

このページの追記はそれなりに配慮し、12月9日にこの日記を書いた日に書かなかった。

暇であろう(?)時期にこそ、仕込みをやらねばと何度か言っているのですが、判ってもらえる人は少ないのが現状です。