2009年01月12日

中央フリーウェイ

中央道を走るバス。
「あれ、もう来た」
「でも、4分遅れよ?」
「何時も、もっと遅いのに、10分位待たされるよ」
今日は何時もにも増して満面の笑みを浮かべ、乗っていった。
可愛い赤児に逢えるからと言うより、三日前に起きた小さな事件。
「またもや貴女は医療に取り残されたと言うか……あきらかに行政のミス……」と私は呟き歎いた。
この三日間の私の落胆。
それをかき消す為に違いないその笑みに安堵する。
互いに小さく手を振る

何度かこのバスを見送った。
歌詞風に言うなら
雪のバスストップ逢える気がして幾つバスを見送っただろう。

もし、悠々自適の生活に逢えるなら、何時もたやさぬ笑みを浮かべる貴女の姿が続くなら、何度でもこのバスを見送るだろう。