2011年09月04日

夏の終わりに

清里のは季節的にも商売的にも夏が終わった。
その夏の終わりに、ようやく食堂のテ-ブルの名札が出来上がってきた。

お客様に少しでも気もちよく食事をして頂くために、夏前に発注した席札です。
それが、ようやく、夏の終わりに出来上がってきた。
これ程遅れ、夏の終わりにになって出来上がってきたのは、「風が吹けば桶屋が儲かる」風の話の展開なのですが、福島原発が遠因です。

ペンションとして、原発事故で節電対策に力らを入れるため、100個もの電球をLED電球に取り換えるのにかなりのエネルギーを注いだ。
又、予想されていた停電対策を施すために、多大な費用と時間を浪費した。
それが、この席札の発注のタイミングを外すことになった。


露天風呂まで丁寧にご案内できないでいるのが実情で、仕方なく露天風呂をの位置を判りやすくするために、ペンションの玄関先で案内看板を設置することにした。
これまた夏の終わりにの手遅れ感。

これらの席札、看板を作ってくださる方(Iさん)が、夏前に福島原発で飼い主がいなくなった犬を善意で引き取り飼われていた。
がその犬は噛み癖のある犬で、Iさんの奥さまを噛み、奥さまが転倒され複雑骨折で50日もの入院。

この席札と案内板の字を書かれるのは奥さまの仕事。

この犬が噛み癖があることとか、またもとの飼い主が、福島原発から10キロの距離に住んでおられて、原発事故発生直後、足の不自由な母親を抱えながら、犬を見捨て無いで犬を連れて避難された事。また避難所ではなく、街中で避難生活をおくり、仕方なく犬を手放された経緯がある事が分かったのだが、犬にかまれた後の事で徐々にであった。
情報の不足と錯綜との福島原発周辺の混乱ぶりがうかがえる。

我が家の席札と露天案内看板も遅れた理由は福島原発が遠因であった。

あー、夏の終わりにである。
ともかく忙しい夏は終わった。

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