2012年08月08日
RC300とG250
右 RC300とG250です。
私のことをとんでもない金持ちで身の程知らずと誤解されている方。
私が購入したのではありません。
ある事情で、ほんの一時預かることになりました。
私サラリーマン時代に某オーディオメーカーで『超過剰品質』で悩まされたのですが、今回この光学機の据え付けを見せていただき、天体写真の撮影の為の機材には『過剰品質』なる言葉はないのだろうと思いました。
G250の支柱ですが
本来50㎏の加重を考え設計されているようですが。
今回は80㎏の加重がかかりそうです。
この荷重がかかってもビクともしない
裏から見た鋳物の中にはステーがしっかり入っていて
殆どが、アルミの鋳物でできていますが、極軸の辺りは少しだけ鉄を使っている様子です。
撮影機材であるだけ丁寧な加工がされているのが、『超過剰品質』に悩まされ続けた私には一目で瞬間に良く判る。
本体のRC300
主鏡も副鏡もれっきとしたリッチークレチアン。
一時はやった準リッチークレチアンのには追い着きようのない真贋ものでしょう。
主鏡を支え取り付けるアリミゾの部品も
適度に研ぎ澄まされた様な精巧さに出来上がっています。
ガイド鏡を支えるのも二ヵ所
精密に仕上がっています。
今までそれなりに機材を見てきましたが、一味違う精巧さは写真では伝わらない、自分のの目で確かめて、初めて判る。
良い意味での「百聞は一見にしかず」です。
人として生まれたなら、こんな仕事がしてみたと思いました。
ベースは厚さ1㎝の鉄板です。
高さ(平面)調整をする袋ナットが何か所にも施さています。
私が購入したものなら、しっかりボルト締めしてもらいますが、最初書いた誤解が解けたようですね。
あくまで一時預かりなので、見学希望の方はお早めに。
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