2005年05月30日

ライ麦畑が春の終わりを告げてきた


去年の晩秋、種を蒔いたライ麦畑。風の誘いで、穂先が春の歌を唄いサワサワと流れていた。春の風物詩でした。以前この日記にも書いていたと思います。遠く南アルプス連峰をバックにしサワサワと唄う麦の穂は見る者をして、春の季節のささやきが聴こえ、とりこにしてしまっていました。
あの麦の穂が風の歌を唄う様は動画で見ないと、春の囁きが聴こえてこないでしょう。
酪農地帯である清里の風物詩。このライ麦畑の麦の穂が奏でる優しい風の歌は本当に、見た者でないとさわやかさを知る事は無いでしょう。このライ麦が時期が来て、寝かされ、酪農家をして収穫をされていく。トラックターの後ろに付いているのは「パワーロールベーダ」 実に小気味よく、大きな牛の餌になる大きな丸い麦の塊を作っていく。この風景が見られれば、春の終わりを告げ、短い初夏があり直ぐに梅雨に入る。梅雨が明ければ、清里にも本格的な涼しいが夏が来る。
ライ麦の茎はすべっこく、ロールベーダを動かす酪農家の人のチョットした熟練が必要です。
ライ麦の穂を少し暖かめの水に浸し、発芽させる、そして乾燥をさせ、後は粉にする。
自然な甘さのある粉は春の恵み一杯の食料になる。これを食料にする事を「誰が気が付いたのだろう」と農家の人が甘心されていた。
私は麦の穂のサワサワした春の風の歌が眼に焼きついている。
ライ麦が刈り採れれた後にはトウモロコシの種が蒔かれる。
そしてトウモロコシの伸びがまたまた季節の細やかなうつろいを教えてくれる。
この畑の季節のうつろいを見る者に自然の賛歌を聞かせてくれる。