2006年09月08日

これが野辺山です

今日お昼、珍しく家内と一緒に野辺山まで、野菜の買出しに。
「野辺山の駅が綺麗になったの見てないでしょう?」
「見てないは」

野辺山の駅前が綺麗になったの見せに回り道。
「ほら、駐車場が18台分ある、これで十分だよね」

何時ものコースとは違う道を通った。

雲の中に八ケ岳が見えるはずです。
八ケ岳が見え、空がコバルトブルーだったら、良い写真になると思います。
駅から、一分チョットでこの景色が広がってます。
綺麗に整備された駅前(8月16日の日記)から、僅かの時間で、この景色が広がっているのが、野辺山の善いところです。

以前、かなり前に、野辺山の牧歌的な木の駅舎が、中途半端なメルヘンチックというか、オモチャチックになったのには、がっかりした。
しかし、ここへきて、駅前が綺麗に整備され、ペチニャアの花が一杯咲いているのを見て、「良くなったな!」と思った。
駅の前のお土産さんでしょうか?ウィンドウに野辺山の古い頃の写真が大きく飾ってあります。
多分一枚は、野辺山駅の周辺でしょう。
この古い写真の頃を知っている人は「昔は良かったな‥‥‥」となるのでしょう。
今日(9月8日)の写真の場所の右にはJRの線路が通っています。間には舗装された真っ直ぐな道があります。
確かに未舗装の砂利道が懐かしいです。
末っ子が走る列車に手を振っていた。
列車の中ほどには術後の静養に暫らく、ペンションに滞在して頂いた、高校の先輩が立っておられました。
真っ赤なつばの広い帽子が良く似合う長身の颯爽とした姿には、気品がありました。
「おばちゃん、さようなら、さようなら」と末っ子が手をちぎれんばかりに、車の助手席の窓から身を乗り出し振っていた。
末っ子は、私の先輩に手を振っていたのですが、列車の窓のいる人は全員手を振っていてくれた。

あの、モウモウと砂埃が舞う砂利道が舗装され、野辺山の駅が整備され花に飾られるのも、時代の流れなのです。
八ケ岳から、山道をくだり、美し森から乗り心地の良い(?)トラックに揺られ、着いた駅舎は木の古い駅。
あれから40年。
清里の駅周辺も近い将来、綺麗に整備され、お目に掛かるのも時代の趨勢です。

昔のままの清里をお望みなら、ペンションスケッチブックの周辺にお越し下さい。

私がペンションを建てたこと自体が時代の流れかもしれませんが、この場所に。
まだまだ残っています、古い清里の原風景が。