2010年03月31日
野辺山の春
歌手の森進一さんが「襟裳の春は、何もない、春」と唄って、襟裳の人から「何もないとはど言う事か」と抗議された話がある。
この歌が流行った頃、私はコンクリートジャングルに住み、時としてウンザリしていた。
「何もないから良いのではないのか?怒る事はないでしょう?」と雄大な北海道の大地に思いを馳せた。
清里の隣野辺山にも雄大さがまだまだある。
野辺山を走り回って、特に人工的なものが何も写り込ませないで、大地の向こうに山だけがある所を探し回り、撮せる写真が下の2点。
この雄大な景色こそ、野辺山の財産ではないだろうかと思うのは私だけではないでしょう。
上の写真の八ケ岳の山肌に人工的なものが刻み込まれているは少々残念かな?
この写真のように南アルプスが大地の向こうに稜線の部分だけを出しているのは、野辺山の標高の高さを感じさせてくれる。
白い斜面の傾斜の性もあるが。
以前、清里に暫らく住んでいたカナダ人のグループの人たちが
「野辺山は良い、俺達の故郷カナダに似ている!」と言っていたそうだ。
清里に住む日本人が「野辺山は寒いよ、氷点下20度以下になることがザラにあるのだから」
カナダ人曰く「カナダは-40度があたりまえだ、大した事ないさ」と自慢げ?に返事をしたとか。
ただ上の写真の一面に広がる雪の下は畑なのですが。
畑も人工的といってしまえばチョットとの感じですが。
春浅いこの季節。
雄大さを感じさせてくれる数少ない場所が野辺山にはまだある。
感性豊かな人なら、この場所に立てば都会では感じられない、想念が湧き上がってくるのではないでしょうか。
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